【ニキビがひどい！】なぜできる？どう治す？ニキビ跡も改善できる美容皮膚科ってどこ？

ニキビが重症化する主な原因の1つ目は、毛穴の詰まりです。

ニキビは皮脂や汚れが毛穴に詰まることでできます。毛穴が詰まってしまうと、皮脂が排出できないため、毛穴を中心に肌が膨れ上がっていきます。溜まった皮脂は行き場がないため、外部の刺激によって破裂しやすくなります。

ニキビが破裂してしまうと、肌の組織が破壊されるため、ニキビ跡になりやすくなります。また、破壊された組織が炎症を起こし、再びニキビが繰り返される原因にもなります。

ニキビを重症化させないためには、毛穴が詰まらないように日ごろからニキビケアをすることと、ニキビが破裂する前に適切な治療を受けることが大切です。

また、ニキビ跡の原因になるため、自分でニキビを潰さないようにすることも大切なポイントとなります。

ニキビが重症化する主な原因の2つ目は、アクネ菌の増殖です。

アクネ菌は肌の常在菌であり、普段は悪さをすることはありません。しかし、ニキビができると皮脂の詰まりや汚れを栄養分にして、アクネ菌が過剰に増えすぎてしまいます。

アクネ菌が増えすぎると、私たちの身体の免疫反応が強くなります。増えすぎたアクネ菌を攻撃するために白血球が増え、毛穴の周辺が炎症を起こしている状態です。この状態が赤ニキビです。

アクネ菌を攻撃した白血球が死ぬと、その死骸が膿として毛穴に溜まってしまいます。これが化膿した黄ニキビの状態です。

悪化したニキビは膨れ上がり、最終的には破裂してしまいます。破裂したニキビはニキビ跡になったり、またニキビを繰り返したりする原因になります。アクネ菌の増殖は皮膚の中で起こるため、セルフケアでの改善は難しいです。

ニキビがさらに悪化しないうちに、専門医の診断を受けることをおすすめします。

ニキビが重症化する主な原因の3つ目は、肌の乾燥です。

肌が乾燥すると、表面の潤いを保つために毛穴から皮脂が過剰に分泌されます。過剰に分泌された皮脂は毛穴を詰まらせる原因になりますので、肌を乾燥させないことが大切です。脂性の肌の人も、しっかりと保湿をすることが大切です。保湿をすることで、皮脂の分泌が抑えられるからです。

また、肌が乾燥すると肌のターンオーバーが乱れ、古い角質が表面に蓄積されやすくなります。この古い角質は毛穴に入り込んで詰まらせ、ニキビを悪化させる原因になってしまいます。

肌の乾燥は、ニキビだけでなくシミやしわ、たるみ、くすみなどの肌トラブルの原因になります。空気が乾燥しがちな秋冬はもちろん、夏場もエアコンで乾燥しがち。年間を通じて、しっかりと肌の保湿を行っていきましょう。

ニキビが重症化する主な原因の4つ目は、ホルモンバランスの乱れです。

生理中や妊娠、出産、加齢などにより、ホルモンバランスは変化します。ホルモンバランスが乱れて男性ホルモンが優位になると、皮脂が過剰に分泌されるようになりニキビが悪化しやすくなります。

また、ホルモンバランスが乱れることで、他の肌トラブルを併発する恐れもあります。ホルモンバランスを整えるためには、食事や睡眠、運動といった生活習慣を整えたり、ストレスを軽減したりすることが大切です。

ニキビが重症化する主な原因の5つ目は、生活習慣の乱れです。

食事や睡眠、運動といった生活習慣は、肌の健康と非常に密接な関係があります。生活習慣を整えることで、ニキビの悪化や再発を防ぐこともできますので、できることから少しづつ改善を取り入れていきましょう。

脂っこいもの、甘いものは、皮脂を過剰に分泌させるためニキビができやすくなります。ファストフードやインスタント食品、外食、菓子類はなるべく控え、タンパク質やビタミン、ミネラル、食物繊維を多く含む食品を摂るようにしましょう。ジュースやお酒も糖分が多いので、できるだけ控えると良いでしょう。

できる限り自炊をして、鶏肉や魚、大豆、野菜、フルーツなどをバランスよく食べるようにしてください。水やお茶などで水分を積極的に摂ることも大切です。

寝不足や夜更かしはニキビが悪化する原因となります。早寝早起きを心がけ、夜10時～朝2時にかけて熟睡できるようにしていきましょう。この時間帯は、成長ホルモンが活発に分泌されます。成長ホルモンは肌のターンオーバーを促進し、ニキビを改善する効果があります。

また、睡眠が不足すると身体全体の活力が低下し、血行も悪くなってしまいます。血行が悪くなると、肌が乾燥しやすくなったり、肌のターンオーバーが乱れたりします。そのため、夜は6～7時間は睡眠時間を確保し、身体をしっかりと休めるようにしましょう。

なかなか早く眠れないという方は、

● 寝る前は脳を刺激するスマホやテレビの光を見ないようにする

● 寝る前にストレッチをして身体をほぐす

● ぬるめのお湯で入浴をする

● 眠くても早起きする

などの対策を行うと、だんだんとスムーズに睡眠に入れるようになるでしょう。

ニキビが重症化する主な原因の6つ目は、紫外線や物理的な刺激です。

日焼けは肌を乾燥させる原因となります。また、肌のターンオーバーが乱れ、皮脂や角質が多くなり、毛穴を詰まらせる原因になります。紫外線はできるだけ避け、日に当たった場合は、しっかりと保湿を行い肌を休ませるようにしましょう。

ニキビを悪化させないためには、物理的な刺激を与えないことも大切です。指で触らないだけでなく、衣類や寝具も肌に刺激の少ない綿やシルクなどの天然素材のものを選ぶと良いでしょう。

特に注意したいのは、ゴシゴシ洗顔です。肌を清潔に保とうとして強く洗顔してしまうと、肌の角質が乱れて乾燥や皮脂の過剰分泌を招きます。洗顔をする際は、泡で優しく包みこむようにして洗い、タオルもそっと水分を吸わせるようにして、とにかく肌に刺激を与えないように注意しましょう。洗顔後はしっかりと保湿を行いましょう。

ニキビが重症化する主な原因の7つ目は、ストレスです。

ストレスを受けると、身体が緊張状態になり、血流が悪くなります。肌も緊張して硬くなり乾燥しやすくなります。ホルモンバランスも乱れ、免疫力も低下し、ニキビが悪化したり再発したりしやすくなります。

ニキビを悪化させないためには、ストレスをできるだけ減らすことが大切です。

ストレスを減らすには、複雑な人間関係やプレッシャーのかかる仕事からできるだけ距離を置きましょう。夜や休日は、家族や友人と楽しい時間を過ごしたり、趣味や運動に没頭したりして気分をリフレッシュします。

ゆったりと入浴をしたり、ストレッチをしたりして、身体の緊張状態をほぐすことも良いでしょう。呼吸が浅くならないように姿勢を正しくして、軽い体操や深呼吸をするのもおすすめです。

ニキビが重症化する主な原因の8つ目は、シャンプーや洗顔料のすすぎ残しです。

シャンプーや洗顔料で洗った後にすすぎ残しがあると、皮脂や石鹸の残りかすをエサにしてアクネ菌が増殖しやすくなります。アクネ菌の増殖を抑えるために、シャンプーや洗顔料はしっかりと洗い流し、すすぎ残しがないようにしましょう。

特に髪の生え際や背中、おしりなどはすすぎ残ししやすい部位です。入浴の際は、頭、顔、身体の順で上から下に向かって洗うと、すすぎ残しを防止しやすくなります。

ニキビが重症化する主な原因の9つ目は、間違えたスキンケアです。

間違えたスキンケアを行っていると、生活習慣を変えてもニキビが改善しにくいです。

顔や身体を洗う際には、以下の点に注意すると良いでしょう。

● 泡で包み込むように洗う（ゴシゴシとこすらない）

● ぬるま湯で洗う（冷たい水や熱いお湯は使わない）

● そっと水分を吸わせる（タオルでこすらない）

● すぐに保湿をする（自然乾燥させない）

また、その他の注意点として

● 日焼け止めは冬場や曇りの日でも使う（紫外線は意外と強い）

● 夏場も保湿をかかさない（エアコンや汗で乾燥しやすい）

● 毛穴パックは使わない（肌のバリア機能が低下する）

● ニキビの芯を出さない（肌の組織が破壊される）

● 洗顔をしすぎない（肌の潤いがなくなる）

● スクラブ洗顔料を使わない（肌が傷つきダメージを受ける）

まずは上記について注意をして、正しいスキンケアをしていきましょう。